英語の本を一冊読み切るところから始めなくて大丈夫です。まずは、内容を想像できる短い文章を選び、「誰が、どこで、何をしたか」を言えるか試してみましょう。
英語多読とは
英語多読は、自分にとって比較的読みやすい文章を継続して読む取り組みです。難しい一文を丁寧に分析する精読と比べ、物語や説明の流れに触れることを重視します。読む量だけを増やす競争でも、辞書を一切使わない決まりでもありません。
このページは「まだ英語の読み物を選べない」という方の入口です。読む・振り返る・次の文章へ進む手順は、英語多読のやり方で詳しく扱っています。
初心者が取り組みやすい理由
短い生活場面なら、知らない語があっても状況から意味を考えられます。同じ語が別の場面でも出てくるので、単語帳で見た意味と実際の使い方を結び付ける機会にもなります。ただし、読むだけで発音や会話まで身に付くとは限りません。基礎文法や音の確認と組み合わせてください。
どの難易度から始める?
最初はこのサイトのA1読み物から一篇開き、冒頭を読んでみましょう。A1は初級向けの目安ですが、すべての語をすでに知っている必要はありません。本文を読み終えた後に、登場人物と出来事を説明できる程度を選びます。
A woman at the desk gives me a form. I write my name and address on it.
form が分からなくても、名前と住所を書くものだと考えられます。it が何を指すか分からないなら、前の文を確認しましょう。最初の二文で何度も止まる場合は、日本語訳を見てから戻るか、もっとなじみのある題材を選びます。
一日にどのくらい読めばいい?
初日は5〜10分、一つの短い文章を試す程度から始められます。これは予定を立てる例で、効果が出る最低時間ではありません。読み切れなければ、段落の区切りで終えてかまいません。
翌日は新しい文章を増やす前に、昨日の内容を思い出します。無理なく続くなら別の一篇へ進み、疲れるなら同じ文章をもう一度読みます。「毎日何千語」より、理解できた内容を残すことを優先しましょう。
分からない単語はどうする?
- 話の筋が追える語:段落の最後まで読み、気になるものを後で調べます。
- 何度も出る中心語:本文のVocabularyと照らし合わせ、同じ意味か確認します。
- 否定・時間・人物関係を左右する語:その場で確認し、読み違いを直します。
調べた語を全部暗記しようとせず、印象に残った一つを本文の文と一緒に書き留めてみてください。文脈で単語を覚える練習にもつなげられます。
初心者が陥りやすいこと
有名な本なら読みやすいと思う
子ども向けの原書でも、口語や独特な言い回しが多いことがあります。知名度より、最初の段落を自分で追えるかで選びます。
すべての文を自然な日本語に訳そうとする
提出する訳文を作る練習でなければ、「何が起きたか」をつかむだけでも先へ進めます。構造が分からない文だけ戻って確認しましょう。
一篇で分からない語が多くても、我慢して続ける
題材や長さを変えるのは後退ではありません。身近な題材で読む経験を重ね、後でその文章に戻る方法もあります。
Mazelingoで日本語の補助を調整する
Readingの混読モードでは、文をタップして日本語と英語を切り替えられます。まず流れを日本語で確かめ、分かりそうな文を英語にしてみましょう。その後、英文本文を読んで同じ内容を追えるか確認します。
英語の表示割合は能力の点数ではありません。日本語を含む読書と英語だけの多読では、英語に触れる量が異なります。補助を使った文を英語で読み直すことを、次の小さな目標にできます。
最初に読むBeginner Reading
- 初めての図書館カード:人物、書くもの、返却日を追います。
- 博物館へ行くバス:行きと帰りの場所を区別します。
- 二つのお弁当:理由を表す so に注目します。
- 写真を送る前に:写真の順序を確かめます。
ほかの題材はA1一覧へ。読みにくさが減ったら、A2一覧で少し長い文章を試せます。
よくある質問
中学英語を忘れていても始められますか?
短い文なら、訳と文法メモを使って試せます。主語や動詞が毎回分からない場合は、基礎文法の復習も並行すると読みやすくなります。
音読も毎回必要ですか?
多読のたびに全篇を音読する必要はありません。音を確かめたい文だけ英文読み上げツールで確認する方法もあります。
同じ文章を読み直してもいいですか?
はい。前回止まった文を追いやすくなったか確かめられます。内容を覚えているだけか見分けるために、別の短文でも試してください。