英語読解の練習:内容をつかみ、根拠を確かめる

英語読解を短文・段落・長文の順に練習。文脈、語彙、文法、理解問題を使い、読めない原因を見分ける手順を紹介します。

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読解の練習では、「訳せたか」だけでなく「何が書かれているか」「その判断の根拠はどの文か」を確かめます。分からない原因を語彙・文構造・文脈に分けると、次の練習を選びやすくなります。

短文で人物・動作・条件を見つける

最初は一文から二文で、誰が何をするのかを拾います。単語を知っていても、否定や条件を落とすと意味が変わります。

Please send me a message today if you cannot come.

送るのは誰か、いつ送るのか、どんな場合に送るのかを整理します。この文では「来られない場合」「今日中に」が大切です。会議室の伝言を読み、変更された場所と、変わっていない時刻を探してみましょう。

段落では文脈をつなぐ

一文ずつの意味を取れたら、it、they、that が前のどの情報を受けているか確かめます。次に、because、but、so などを目印に、理由、対比、結果を整理します。

レシピを半分にする日では、材料を減らしたことと、調理時間を減らせるかは別の問題です。「にんじんの大きさが同じ」という文が、後の判断につながっています。接続語だけに頼らず、隣り合う文の内容も比べてください。

長文は段落ごとの役割を読む

長い文章では、すべての文を同じ重さで覚えようとしないことが助けになります。各段落の役割を「最初の提案」「問題」「変更」「結果」のように一言で残します。

会議を短くする前になら、最初は早口にしただけで、次に報告と議論を分けます。この二つの方法を混同しないことが、全体を理解する鍵です。B1一覧には、理由や複数の視点を追う読み物を用意しています。

Vocabulary:意味を一つに固定しない

単語の一般的な意味を知っていても、その文での役割を確認します。例えば free は「無料」のほか、「空いている・使える」という意味でも出てきます。会議室の伝言の not free は、部屋が無料ではないという意味でしょうか。前後を読んで判断してください。

知らない語を記録するときは、語だけでなく、本文の短いまとまりを一緒に残します。文中で単語を覚える方法も参考になります。

Grammar:内容を左右する文だけ丁寧に見る

読みながらすべての文法事項を分類する必要はありません。主語と動詞が分からない、時間の順序を取り違える、どこまでが説明か見えない、といった箇所を優先します。

The smaller jacket had shorter sleeves, but it was also much narrower.

主語は the smaller jacket、二つの特徴は shorter sleeves と much narrower です。サイズを尋ねるメールでは、両方を読まないと交換の判断を理解できません。本文のGrammar Notesを確認し、別の文なら英文解説ツールも使えます。生成された説明は原文と照らしてください。

理解問題は、答えを開く前に解く

一度本文を閉じて大筋を思い出し、問題を読んだ後に必要な箇所へ戻ります。日本語で答えても、英文の根拠を一つ見つけられれば練習になります。

間違えたら「単語を知らなかった」「条件を落とした」「前の文との関係を見失った」のどれかを記録します。推測を求める問題では、本文に書いてある事実と、自分の考えを分けましょう。

おすすめの練習順序

  1. A1の会議室の伝言:時間、場所、持ち物を探す。
  2. A2のレシピ:手順と理由をつなぐ。
  3. A2の引き継ぎ:何が未完了か整理する。
  4. B1の会議改善:二つの方法と結果を比べる。
  5. B1の検索結果の日付:事実と、そこから得た考えを分ける。

これは文章の選び方の例です。A1が負担なら初心者向けページへ、A2を余裕を持って読めるならB1へ進めます。級を上げる速さを目標にしないでください。

読む量を増やす日も作る

根拠を細かく確かめる日と、読みやすい文章を楽しむ日を分ける方法もあります。後者は英語多読のやり方へ。訳文づくりに時間がかかるなら日本語に訳しすぎず読む練習で補助の減らし方を考えられます。

よくある質問

試験の長文にも使えますか?

根拠や接続を確認する練習には使えます。ただし、試験固有の設問形式や制限時間は、受ける試験の教材で別に練習してください。

音声を聞いてから読んでもいいですか?

はい。音の区切りを知る助けになります。読解で条件を落としていないかは、本文を見て確認しましょう。読み上げは補助として使えます。