「効果がない」と感じたときは、まず何を変えたいかを具体的にします。読む量、読みやすさ、内容を覚えているか、会話で使えるかは別の観点です。一つの観点だけで学習全体を判定しないようにしましょう。
最後まで読めない:長さと興味を分けて考える
話の続きは気になるのに疲れてしまうなら、区切りを短くしてみます。内容に興味が持てないなら、同じ難しさでも別の題材を選ぶ方が取り組みやすいかもしれません。
一篇を全部読む代わりに、一つの場面まで読みます。読み終えた位置と、次に知りたいことを一行だけメモします。
たとえば雨の日の通勤なら、主人公が移動方法を選ぶところまでを区切りにできます。続きは別の日でも構いません。
意味が追えない:分からない原因を一つ選ぶ
- 単語が分からない:大筋に必要な語を確認し、別の例文でも使い方を見る。
- 文の構造が分からない:主語と動詞を探し、長い修飾部分を分けてみる。
- 前の文を忘れる:段落ごとに人物と出来事を短く説明する。
混読を使っている場合は、英語の割合を下げて内容を確認し、その後一文だけ英語へ戻してみます。割合を変えただけで語彙や文法の課題が解決するわけではありません。何度も同じ構造で止まるなら、該当する文法項目を別に学び直す時間を取りましょう。
続かない:開始する条件を小さくする
毎日長い時間を確保する代わりに、「昼休みに一段落を開く」など、始める行動を決めます。読む時間だけでなく、どの文章を開くかを先に決めておくと、その場で選び直さずに済みます。
数日空いたときは、未読分をまとめて取り戻さず、前回の短文を読み直すところから再開できます。アプリの連続記録を維持することと、内容を理解することを同じ目標にしないでください。
調整した後、何を確かめる?
「今日は登場人物の行動を説明する」など、一つだけ確認したいことを決めます。
文を見ずに内容を一言で説明します。説明できなければ、分からなかった場所に戻ります。
前回と同じ条件で一度試し、変化を観察します。長さ・時間・難しさを同時に変えすぎないようにします。
多読だけで十分?
会話を練習したいなら話す機会、音を聞き取りたいなら音声を使う機会も必要になります。読む練習に取り組んでいるのに発音が変わらない、といった別の課題を、多読だけの評価にしないようにします。達成期間や上達幅は人によって異なり、本ページでは保証しません。